でっかいファンタのガラス瓶

つくしも大きくなったので、つくしのために庭を広げました。
うちは団地の戸建てなので、家をくるっと囲んだコの字型の部分を
すべてつくしが歩き回れるようにしました。

入るものは全て物置に入れ、 入らないものは棚の上や奥の方に置き、
重いものでふさいだりしました。
勝手口の横にあるゴミ置き場は
プラスチックのふたがついたものを置いていましたが、
それにさらに木の囲いを付けました。

ある日ゴミ置き場のフタの上に
ファンタのガラス瓶が乗っかっていました。
底の直径25cmくらいのまあるい輪っかの取っ手の付いた、
昔はみんなが貯金箱にしていた大きなガラス瓶です。

父が「もういらないから」と置いたようなのですが、
木の囲いもあるし、口は届くかもしれないけど、
まさか動かしたりはしないだろうとみんな思っていました。

しかし、その「まさか」を本当にするのがつくしです。
つくしはそんな大きなものをくわえて勝手口の階段を降りきり、
2歩あるいたところで口から滑らせて落とし、
「バリーン」と割ってしまいました。
(下がコンクリートだったので。)

つくしの目の前には鋭いガラスの破片だらけ!!!
壊れたことにビックリして、つくしは固まっていましたが、
ぱっとガラスの先にいた私を見ました。
今にも走ってきそうです。
こちらに来るとつくしが病院行きになってしまいます。
ここで訓練に行っといて良かったー!と本当に思いました。

「おすわり、待て!」でつくしのところまで走って行き、
庭用バリケン(先代わんこの大きなバリケンです)に閉じ込めることができました。

おそらく、ものすごい迫力の
「おすわり、待て!」だったと思います。
本当にあらゆることにびっくりさせられた事件でした。

片付けの最中私がちょっぴり怪我をしてしまいましたが、
つくしが怪我をしなくて本当によかったです。
ふぅ・・・