カーペット

つくしの部屋は2階にあります。
弟夫婦と一緒に住むために建てられた我家は、
ず〜〜〜っと続く弟の転勤のため、二階はしばらく誰も住んでいません。
本当はつくしと一緒に1階で暮らしたいのですが、
我家には王子様猫「小次郎」がいるのです。

超箱入り王子の御歳15歳半。
人で言うと78歳。
王子様というよりもおじい様?
いえいえ、やっぱり我家の王子様です。

我家はすべて小次郎最優先。
先代の犬もそうだったのですが、つくしも小次郎に嫌われてしまいました。
一度無理矢理会わせてみましたが、逃げる小次郎に匍匐前進でシッポをぶんぶんに迫るつくし。
にっちもさっちもいかなくなった小次郎は
シャーシャー言いながらつくしの顔へ受かって一撃、二撃と前足で攻撃を加えました。
(そして運の悪いことに、いつもは小次郎の爪は切っているのに、その時は爪切りをサボっていたのでした。)
しかし、つくしは痛さを感じないので迫っていきます。
「このままではつくしの顔がラッシャー木村になってしまう!」と、
隔離。今でもほんのり傷跡が残っています。

長い前置きとなりましたが、
ということでつくしは2階の子供部屋12畳に一人住まいです。
最初、トイレの成功率が50%だったので、
内装のお仕事をしている友人のYちゃんにお願いして、
裏がゴム引きのタイルカーペットのハンパ物をいただきました。
それだけでは足りないので、
残りのスペースは、まだまだ汚れる可能性があるので、
ハンパ物の布カーペットや使い古しのホットカーペットカバーで部屋中を敷き詰めました。

まず狙われたのはハンパ物のカーペット。
ロールで長かったので、くるんと巻かないように途中を、
ダンボールに弟が使っていた10キロのダンベルを2つ入れて固定していました。
が、ヤツは当時10キロにも満たない体重で
カーペットの少しめくれた先をくわえて引っ張る引っ張る・・・。
意味も無くカーペットの模様替えをやってしまいます。

そしてロールカーペットは端からかじられ、
来た時よりも少し細めのカーペットとして、今でも活躍しています。
最近でも暴れん坊モードに入った時のつくしに時々めくられています。

次に狙われたのはタイルカーペット。
くわえて歩くのに最適な大きさです。
ゴムの加減も噛み心地が良いようで、1つ、2つと犠牲者続出です。
なのでつくしの部屋にはいまだハンパ物カーペットだらけです。
おしゃれカーペットを買う自信が・・・いいえ、
おしゃれカーペットが破壊されるところを見る勇気が私にはありません。
トホホ。