ミニチュア・ブルテリアの歴史

まずはブルテリアの歴史から。
ブルテリアは人の手で作られた犬種です。
「人の手」ということは、
人が目的を持って作ったということで、
その目的とは・・・。
闘犬です。

18世紀、
イギリスのイングランド地方で闘犬を目的に
ブルドッグとテリアを掛け合わせ作られました。
大きく強いアゴ、力強い体、俊敏性、決然とした態度。
その闘う姿には騎士道精神に訴えるものがあったそうです。
売られたケンカは買うけれど、自分から仕掛けることはない
=「勇敢ではあるが、闘争心は秘められている」・・とか。
なので、特に白いブルテリアは「ホワイトナイト(白騎士)」と呼ばれ、
とても愛されたとか。 まぬけ面の騎士ですね。
ミニチュア・ブルテリアはブルテリアの
小さい子ばかりを集めて名簿を作ったマニアのおかげで、
19世紀の中頃生まれたそうです。
小さいだけで、あとはブルテリアと同じです。

ちなみにブルテリアの体重は20kg〜30kg
ミニチュア・ブルテリアは7.5kg〜15kgとのこと。
(本やHPによって数値にちょっと幅があります)
闘犬が禁止になったあと、コンパニオンドッグとしての道を歩みますが、
一度断念されたようです。(性格上無理だったとか・・・。)
それでもそのあとどうにか生き残り、
とあるファッションブランドのキャラクターになり人気回復!
今では、映画・CM・マンガ・アニメでも活躍し、
「あまり近くにはいないけど、なじみのある犬」といった、
ラッシーやヨーゼフみたいな位置にいるわんことなりました。